読んだ作品「ドクオは人類を滅ぼすようです」完結記念紹介

完結記念にまとめ。読んでる最中は前に書いた気もしますが。
つくづく世界観がガッツリ作り込まれてて安心できる作者さんですね。

ドクオは人類を滅ぼすようです

現代で仏師見習いの主人公に訪れた、唐突な日常の終わり。
巨大な龍が彼の知る人も街も薙ぎはらう、全ての終わりの光景だった。
彼はその果てに「魔王」を名乗る女の子に「魔神」として呼び出される。
彼は選ばなければならない。「人間」と「亜人」が居る、この世界で。

「人間」と「亜人」どちらかを滅ぼさなければならない。


根の人◆aeGKBk1TiE の4作目。1〜3作が1シリーズとなっていて今回は新作。
人間も亜人も魔物もいるファンタジーな世界に飛ばされた主人公ドクオ。

異世界に飛ばされた主人公と世界を見て回り、様々な人と出会い、別れ、その有り様を自分で見据えた上で、最後の最後、彼は”ついに”辿り着く。

前作を超える長編となった今作、根の人も参加者の方もお疲れ様でした。

 

まとめブログはこちら。

完結に際して感想はまた以下。

 

今作は黄金の支柱(StayGold)が一番輝いてましたね。
彼を象徴する紫煙の銘柄であり、店に掲げる看板に刻まれた名前であり。
主人公が迷い、抗い、選択を迫られる時、窮地に立った時に傍らにいる存在。
色んな選択の末に集ったメンバーの活き活きした姿といったら眩しいくらい。


ヒロイン安価で諸々の加算の末、あの人が選ばれました。
でもまあ、そのエピローグとか見るにまあ、一番らしいのかなあ、とも。
個人的には初期からのメイサイ推し。

 

あとは序盤中盤終盤に分けて思い出しながら。

<序盤>

世界観と主人公の認識(現代基準)に驚く事が多く、人間と亜人、魔物、魔導、国、組織、そういった全てが真新しく映りました。 奴隷購入から始まり、店を構え、人と知り合い、首を突っ込んだり色々していくのが楽しい。
最初からいたキャラのオランピアが消えたのも大きい区切りでしょうか。
この時点じゃまだ倒すべき相手も何も見えてない暗中模索状態ですね。参加者の取りこぼしをしたくないマインドも健在。

<中盤>

根を張った街で起こる諸々と、各キャラにまつわる深い問題に立ち入っていきました。
種族間のギスギス、国家間のあれやこれや。相も変わらずダイスに翻弄される。
別の都市の人間に会い、世界の仕組みが明らかになり始め、ようやく根っこが解明され始める。
この辺ではもう「StayGold」のメンツとの信頼関係構築が行われ、今度は謎だった主人公の過去、存在、そんな感じの情報が明かされていきます。

イベント的には「ワインパーティ」を乗り越えたのが大きなところ。高難易度を切り抜けちゃう強さ。
メイサイ・スイカ含めて誰が欠けてもダメだったんだろうなあと。

ルート的に一番大きいのはノブナガとの関係でしょうね。ここはターニングポイントになり、以降のルートが定まった感じ。

<終盤>

諸問題にバチコンかましにいく主人公と、それぞれの奮闘が描かれる終盤。
つくづくこの方のシリーズ、行動と結果の描写は徹底していると思います。

群像劇って部分が一番効いてきたのはここのフェーズだったかなと。
主人公が物語の根っこへ挑む一方、自分以外の状況も動き、キャラ達も動いていく。

主人公の出自に謎があり不明瞭な部分の多かった今回は、StayGoldメンバーを中心とした身内達、外部クエスター達をはじめとしたソロモン・カイの人達が大きな柱となり、主人公が既に抱えこれから抱えようとしているものを支えている構造が特徴。

むしろ主人公に全て収束するどころか薄れていく中で、より全員が活力に満ちて動き出したような錯覚を覚えました。

 

もう既に次回作の予告がされており、準備も進んでいる模様。
カードゲーム+ARって事らしいですがどうなるか気になるところ。


読んだ作品「ドクオは人類を滅ぼすようです」完結記念紹介」への1件のフィードバック

  1.  今さらながらにコメントを。  ドク滅、非常に楽しく熱い作品でしたよね。  この人の作品はキャラクターの描写が丁寧なんですよねー。群像劇である本作は特に丁寧で、脇役まで「生きている」感じがします。  個人的な推しヒロインはフロンでした。小悪魔かわいい。でも一番好きな脇役はホウタロウでしたね。あいつは格好良すぎる。憎まれ口叩きながらもドクオさんを助ける良い奴。  本作も相変わらずの厄ネタミルフィーユ構造でしたが、きれいな収束っぷりは見事でしたねぇ。まぁイベントの大半は厄ネタ発見と破壊を繰り返すドクオとホウタロウが原因でしたが。

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